アダモ

リベリオンのアダモのレビュー・感想・評価

リベリオン(2002年製作の映画)
4.0
世界が和風に侵略された!

バドワイザー?
マルボロ?
ハーレーダビッドソン?
古い古い!

今や時代は侘び寂びですよね。
つばを飛ばしあって議論?
汚い汚い。
クールにスマートに清潔に…。

そう、本作はコロナ旋風巻き起こるずっと前にコロナ禍を予見した恐るべき作品なんですよ奥さん(嘘)!

さすがにマスクだの除菌アルコールだのは出てこないが、似た雰囲気を感じる。
そういう文化に抗う姿勢、生き方こそ本作の見どころになる。

マスク美人、ワクチン未接種差別、マスク警察…。
壇蜜は三密に駆逐されエロはエコに置き換えられる。
そんなことで楽しいか?

書いてて名作「デモリションマン」をおもいだしたが本作のがガチ感は強めだ。

ガン・カタ!
そう、俺たちが共有する神にも等しい最強武道。
究めることができたなら、
漆黒の地下室で複数人にライフルで狙われようが瞬時に討伐可能なほどな。
歩くジャパニーズソード。
走る真空タクシードライバー殺法。

人呼んで「ガン・カタ」!
究めし者しか着用を許されない純白の長ランを身に纏う。
白ランだよ?おにーさん。
日本人で着用を許されたのはあの窪塚洋介と松戸苦愛(クラブ)の松岡英二くらいでしょ(笑)。

はしたなさ、下品さが罪として問われる時代。
主人公はとある出来事を通じて、この世の嘘っぱちを知る。

こんな世の中で果たして人は幸せなのか?

俺のガン・カタで社会を変えることができるなら…。
あ、マトリックスじゃないよ。

そう、様々な名作と色々混同しそうな本作。
だがひとつ完全なるオリジナル!
「ガン・カタ」がかっこよすぎて(笑)なんか色々どうでもよくなる。
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