Kらりー

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズのKらりーのレビュー・感想・評価

4.8

レビューが大体酷評だったので、そんなに酷いのか…と思いながら見たからか、
ほぼ総集編であるという事前情報を得ていたからか、
ちゃんと楽しめました。

アニメ一周目では気づかなかったところにも気付けたし。
どんな装置置いてんのん!裏設定すぎ!というのもあって驚き。
ウォーリーを探せのようだ。目凝らして探そうと思わなければ見えないだろ。たまたま見えるのもあるけど。
(入場者特典で監督書き下ろし未公開証言ステッカーが配布されていたのでそれがまた気になる)


アニメの後オーディオドラマ聞いて、映画をすぐ観たので復習って感じで楽しめた。
ただ、この映画を最初に観てたらストーリーよく分からずに終わっちゃうかも?
というか駆け足なのでやっぱりアニメを観てからのがオススメかな。
でもこれ総集編にできたのもすごいな。
綺麗にまとまってたしちゃんと面白かった。

でも当時ハマって、映画やります、追加要素ありますって言われて映画館に足を運んでたらガッカリしちゃってたかも…。
インタビュー形式面白かったけどね。
新要素も新たな謎引っ張ってきて面白かった。

考察サイトというのか、そーゆーの見てア〜なるほど…となる。
アニメのみで楽しめるけど、その後オーディオドラマ、映画見てもさらに楽しめるって仕掛けは面白いなぁ。
そうだったのか〜のインパクトある会話とか、なんの起伏もない日常パートとかもキャラに愛着湧く。

ヤノ、途中からD.Oみを感じてきちゃったよメーン。設定で家庭環境酷かったっての見てOh…となる。小柄だしさ…庇護欲みたいなの出てくるけどやっぱ推しは小戸川さん。
白川さんは共依存しやすくて、けど守りたいって気持ちがあると強くなるタイプなんだよな〜。なんとも。

キャラ達の危うさと憧れる感じと自省させる感じがなんかつつかれる。別に風刺してる訳でもないんだろうけど…今時の人間のケース。
随所にハッとしてザクッとくる言葉など出てくるのでエヘ、スミマセ〜ン…という気分にもなる。それがまた良いんだろうな。
いじられてちょっと悪口言われるの好きだろう。セリフ言われて自分も気をつけないと、とか気付きをもらえるやつ好きだろう。

エンドロールもめっちゃ、良。幸あれ…って感じでした。
なのに1つ2つ、よく見るとさらにちょこちょこ、謎が散らされててそれがまた面白いですね〜。
まだ謎があるの?しつこい!と思わせずに、
ロスにならないためにその謎を咀嚼したり調べたりする時間をもらってる感じがするから良いんだろうな。
知ってても知らなくても楽しめる。

2023.4月現在もスピンオフ漫画が連載されているようなのでまたそのうち映像化するのかな?楽しみです。
Kらりー

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