正月から骨太な作品観てしまいました。
アニメーション手法によって芸術性豊かに表現した映画なのだろうくらいの想定しかなかったのだが、
こりゃースゴい。
登山シーンの壮大かつ息詰まる表現も素晴らしければ、東京で展開するヒューマンドラマ部分も見応えがある。
昭和な日本の街並み。
ホントにフランス映画??
序盤で実在したマロリーが遺したカメラがマクガフィン的に用いられるものの、次第に語り手の焦点が「孤高のクライマー、羽生」そのものへ移行していく流れも研ぎ澄まされている。
彼らはなぜ登るのか?
山に身と心を捧げた者にしか理解しえない境地とは何なのか?
観てるこちら側に問いただしてくる圧巻な映画。