山に登ること(あからさまに命を晒すことのない山)がすっかり生きる糧になってる自分としては、すごく残る映画だった。
なぜ命を危険に晒してまで山に登るのか、っていうテーマ作品は何度か観てきたけど、アニメーションにすることで実写とはまた違った臨場感や生々しさを表現できていると思うし、何より色合いや動きに時代の雰囲気が合っててすごく好み。スタートからあっという間に入り込めた。
主軸のミステリーも、山ならではの視点で見応えがある。
その山を登頂することへの執念や価値は、きっと当人以外には分かり得ない部分なんだろうな。
山やる人ならぜひ観て欲しい映画。