xo

アンネ・フランクと旅する日記のxoのレビュー・感想・評価

2.0
アンネ・フランクのイマジナリーフレンドが現代に蘇ったら…という設定のポテンシャルをいまいち活かしきれていない印象。

アンネの存在が単なるモニュメントと化してしまっていることを、難民問題と重ね合わせて描写。ただ、見る前から想像できる以上のなにかは特にない。悪い意味で型に嵌められたような説教臭さを感じる。
"I am Here"にしても、エモいとこではあるんだけど、頭でっかちというか言いたいことのが前景化しちゃっている感じ。あそこで喝采が起こるのも、ずいぶん能天気な世界に見えちゃう。

もちろん、作品に込められたメッセージには共感しかないんだけど。。

あと、最後のキティの主張は、交渉というよりは暴力に近いやり方だと思う。盗人男の扱われ方にもモヤモヤした。
xo

xo