てぃだ

アンネ・フランクと旅する日記のてぃだのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アンネ・フランクもの


にまだこんな語り口があったか
と思いながら見てはいたんだけど

だんだんと難民問題というか
現代の問題にリンクさせてきて
随分と説教くさくなるのが
やや気になる。

「日記を返して欲しかったら
難民を送還しないで〜」

みたいなのからの流れも
アニメならではの無難なところ
というかご都合主義に走っちゃったかな
という印象が残る。
やりたいことはわかるんだけど。

そもそもアンネ・フランクは
平和の象徴として神聖化されすぎてる
ところあるよなと個人的には
ずっと思っていて。


日記が文学作品としても
残ってる例はまぁなくはないけど
彼女の場合は日記をあくまで
プライベートなものとして
綴ってたわけで


それを死後公表されて有名になった
そのことに対して
もちろん知る由もないけど
アンネ自身は実はあんまり
嬉しいと思ってないんじゃないかなとか
思うこともあるんだけど。

でもまぁ日記の文字が糸のように
シュルシュルしゅるしゅる〜
みたいになってグワーン
みたいな表現は面白かったし
(←自分の表現力のなさに
絶望する)

ナチスの軍に
馬に乗ったアンネとペーターが
立ち向かうみたいな
妄想場面があったり

アニメならではの表現は
ちゃんと楽しめる。
てぃだ

てぃだ