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アンネ・フランクと旅する日記のIdsのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アンネフランクを主人公にしてしまうとどこか説教染みた雰囲気を感じてしまい(劇中の演劇観客のように)気が削がれるほどの古典になっている作品が、空想の友達を主人公に据えることで新鮮に語り直し、今ある課題に対してもその本来あるメッセージを翻訳し直した物語になったのだろうなと感じた
空想の友達は言わばアンネの分身という役割になると思うので、もう一人の自分自身を探して悲しい顛末を知る流れはすごく感情移入させられてしまう
後半は惹きつけられたので、個人的には前半から中盤までに何か物語に惹きつける何かがあるともっと没入できたかなとは思った
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