まろ

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルのまろのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

2022.2.28 最速上映舞台挨拶ライビュ回鑑賞

未だに結末が信じられません。
オーズど新規のため10年も待っていませんがそれでも「いつかの明日」は本当に来るのか、どんな明日が待っているのか、アンクと映司そして比奈ちゃんはどんな再会を果たすのか…うっすらと明るい希望を持っていました。
が、あまりに想像と乖離した結末でこれが公式の"答え"と受け入れられず未だ消化に時間を要しています。

確かに火野映司ならあの場面で絶対手を伸ばすだろう、と自分を納得させる方向に持っていきましたが、死をもってして救済とするこの展開を真のラストととることにどうしても違和感が残ります。
「いつかの明日」とは自分にとって"希望"でした。TVシリーズ最終回の映司達が探し続ける「いつかの明日」も同義だと思ってました。彼らとの再会を信じていたし、作品の未来や原動力を物語るこの台詞に込められた意味はかなり大きいと思います。

どんないつかの明日でも受け入れる気持ちで鑑賞したつもりでしたが覚悟が足りなかったみたいです。
最もショッキングだったことはラスト、主人公が命を落とす必要はあったのでしょうか。さらに言えば火野映司は火野映司としての出演は殆どない。ほぼ憑依キャラとしての出演となった点も残念です。オーズの憑依システムで映画オンリーの新キャラ放出しただけのようにも取れてしまいました(尺の問題もあると思うけど)。ゴーダは好みなキャラクターだったのですが、映司が飲み込まれてる時間が長く、主人公として映司が薄い存在に見えました。…尺の短さ、予算を感じる構成、多数の矛盾点等を残されての結末…容易に飲み込むことができません。
上映後舞台挨拶、キャストの和やかなトークを聞かなければ気持ちが浮上できなかったかもしれないです。登壇されたキャストの方々はほぼ、あの渡部秀さんも涙していて、どのような胸中でこの脚本を受け入れたのだろうかと気掛かりになってしまいました。
TVシリーズとは別次元エンドと言われればこういう考え方もある、と無理矢理納得することもできますが。
キャストからのオーズ愛は舞台挨拶や映像を通してひしひし伝わってくるだけに、各メディアで制作側の意図を知れば知る程憤りを感じました。メイキングや裏話などを見てワクワク出来なかったのは初めてです。
どのような意図で誰が満足するために制作された作品なのか。時間が経ってもなお疑念が消えません。
ストーリーについては気力があれば映画公開後の鑑賞時に感想更新します。
まろ

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