やなぴー

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルのやなぴーのレビュー・感想・評価

5.0
オーズの完結編です。パンフ購入を超絶オススメします。

鑑賞後、期待していた展開の真逆のことが起きたことで、絶望感が心と体にのしかかり、椅子から立ち上がろうとする脚が重かったのを覚えています。
「みんなが幸せな世界を見たかった」…最初はそう思いました。
しかし、パンフを読み、それから時間を経て冷静さを取り戻した後、考え方が少し変わりました。

パンフにも書かれてますが、この作品は「完結編」です。本編で何度も出てきた、映司の欲望に大きく触れます。そして、「いつかの明日」にも。
また、アンクがどれほど映司のことを大事に考えていたのかも、とても伝わる内容です。

本編のラストで、空から落ちるあの感動シーンで、アンクは映司へ、「お前を選んで良かった」的なことを言ってましたよね?
それは、映司にもアンクに対して言えることだったんです。だから旅をしながらアンクを蘇らせる方法を探していて、「いつかの明日」を迎えるまで、ずっとアンクのメダルを大事にしていたんですよね。

そして、この映画で、映司らしい考え方で、アンクやみんなと一緒に、「いつかの明日」を迎えようとしました。

今の私なら、あのラストについて理解ができます。あの終わり方だったから、良いのではないかと。ある意味、ハッピーエンドなんです。

観たあとはショックを受ける方もいるかと思います。私もそうでした。
もしそんな方がいましたら、時間を置いてから、またあのエンディングについて考えてみてください。
そうすると、パンフに書かれてた監督たちのコメントについて、受け入れることができると思います。
やなぴー

やなぴー