康太

仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダルの康太のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ライダー作品って概念を取っ払えば、アンクを復活させる代償として映司の死が描かれているのかと納得はできなくもない。
ただ1人の女の子を救えなかった映司が、みんなの手を握ることでその苦しみから解き放たれた最終回から、アンクの手を取るために旅にでて、アンクの事を追い出して1人女の子を救って亡くなっていく。果たしてそれでいいのか。

バースX、オーズのエタニティとかフォームの描き方は10年後感もでててすごくよかった。

ただオーズになっている時の中身はゴーダであり、映司ではない。エタニティも映司に憑依したアンクの意思での変身、バトル。
映司自体の変身みたかった。

メガマックスで、降りてきたアンクはその悲しみを背負っていたのか?最後の変身だとわかっていたのか。

と俺の感情を羅列したけど、本当この作品を作ろうと踏み切ったのはすごい。
最終回で、アンクはただの欲望が、命として存在し消えるという概念を手に入れたことに満足をしていた。
そこから、さらにしっかり生をつかんだ。それは映司の死を以てして。
オーズを完結させてくれてありがとう。アンクがいつか蘇るではなく。アンクに命を吹き込んで終わらせてくれてありがとう。

はぁ。やっぱ映司として変身するところが少し欲しかったなぁ。というがっかりな点数。
康太

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