nagarebosi

評決のnagarebosiのレビュー・感想・評価

評決(1982年製作の映画)
4.0
なんとも深い余韻…。
クズでダメ弁護士をリアルに演じたニューマンさんが巧く、特に前半のアルコールに溺れた感じは酒呑みの私には痛く共感してしまいました。ランプリングさんの色気と苦悩にも参りました。後半のレストランでのシーンは台詞無しであれだけ複雑な感情を表現していて、もうスゴい!の一語。
ルメット監督らしく丁寧に描かれ、深みのある撮影・照明が素晴らしい。まさか同じ撮影監督バートコウィアクが「スピード」を担当しているとは思えないほど。
地味だけど大人な映画。