Pandano

ミスター・ランズベルギスのPandanoのレビュー・感想・評価

ミスター・ランズベルギス(2021年製作の映画)
3.9
ロズニツァ監督3本目。
これまでと少し趣向が違って当人へのインタビューで話を進めていくのだけど、もう少し予習をしておくべきだったと後悔。

リトアニアについては漠然としたイメージしかなかったが、大昔にリトアニア大公国はかなりの領土を有し、その頃から地続きのポーランド、ロシア、モンゴル等々、取ったり取られたりを繰り返していたよう。
今でも続いているわけで、また他国にやられるかも?という危機感は、相当なものなんだろう。

ランズベルギス氏は淡々と話す。
目立つことや自分の主張をいかに通すかが目的のような政治家とは一線を画している。信念は揺るぎなく、当時のソ連への抵抗には命をかけ、国民が信頼するに足る人物の記録を残したことは価値のあることなのだと思う。

数ヶ月前にNHKニュースでインタビューを受けているのを偶然見たが、現在のウクライナに「決して諦めるな」と発言していた。
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