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ミスター・ランズベルギスの作品紹介

ミスター・ランズベルギスのあらすじ

ピアニストで国立音楽院の教授のヴィータウタス・ランズベルギスは、祖国リトアニアの主権とソ連邦からの独立を訴える政治組織サユディス(=運動の意味)の指導者となる。1990年3月11日の第一回リトアニア最高会議で初代最高会議議長に選出され、同日、ソ連に対して独立を宣言するとゴルバチョフとの対立が表立って激化する—— 独立の気運を高めた連帯“バルトの道”、経済封鎖による物価上昇と社会の混乱、首都ヴィリニュスでのソ連軍事パレードから事実上ペレストロイカの終焉を世界に告げたヴィリニュスの軍事占拠・“血の日曜日事件”などと、1980年後半から91年9月のリトアニア独立まで起きた劇的な事件をニュース映像などのアーカイヴフッテージを交えながらランズベルギス氏が語る。ゆるぎない信念と交渉力でゴルバチョフ政権と戦った、初代リトアニア国家元首ヴィータウタス・ランズベルギスが語る熾烈な政治的闘争と文化的抵抗の記録。

ミスター・ランズベルギスの監督

原題
Mr. Landsbergis
製作年
2021年
製作国
リトアニアオランダ
上映時間
248分
ジャンル
ドキュメンタリー

『ミスター・ランズベルギス』に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

4.2
【歴史と歴史の皮肉と民主主義】

この映画のタイトルがなぜわざわざ”Mr.(ミスター)”から始まるのか、冒頭のゴルバチョフの発言で理解することが出来た。

旧ソ連共産主義政権下では、同士〇〇と呼び合うのが普通だったのだ。
同士と呼び合うわりに階級ギャップはキツかったように思うのにだ。

所詮組織とは階級闘争の場となるのだし、上辺だけで同士だったのだ。

この長い長い映画は、ロシアがウクライナに侵攻し戦争を続けている今だからこそ観て欲しい作品だと思う。

歴史は皮肉だ。
冷戦を終結させたとしてノーベル平和賞を受賞したゴルバチョフがバルト三国の独立に反対し、軍隊も送り、独立を後押ししたエリツィンは実は汚職にまみれ、それを裏で揉み消した側近のプーチンが後にロシアの大統領として君臨し、ウクライナに侵攻しているのだ。

日本の外交は、いつからかアメリカ一辺倒になり、ヨーロッパ研究がおろそかになってしまった。

2022年12月30日、このレビューを書いている時に、NHKの「映像の世紀・バタフライエフェクト」で、「ロックが壊した冷戦の壁」を放送していた。

日本人は観光でヨーロッパを目指す人は多いように思うが、彼らがどのように民主主義を勝ち取り、二度の世界大戦を経て、どのように戦争の2度とない世界を希求し、EUなどの仕組みを構築してきたのか、それにはどのような人たちが関わってきたのか、それは、冷戦後のヨーロッパにどのような影響を与えたのか、プーチンは西側の価値観を押し付けるなと言うが、専制主義者が恐れるものは本当は何なのか、そんなことも考えながら観たらどうかと思う作品だ。

民主主義は、その原則ゆえ揺れ動く社会システムだ。
しかし、民主主義自体に復元力は必ずあると僕は信じている。
sashaice

sashaiceの感想・評価

4.4
"ミスター"で政治は解決しない。
バルト三国リトアニアのソ連からの独立までの道を追ったセルゲイロズニッツァの大長編ドキュメンタリー。ソ連を変えられなかったゴルバチョフと非暴力で狂犬と戦い抜いたランズベルギスのコントラストが印象的。終盤まで実に平和的。ソ連の軍事介入の映像はやっぱり時代は移ろいでも染みついた体質は変わらんな、って気にさせられる。どことなく閉塞感のあるイメージフォーラムに缶詰めの1日でした。後方でトラブル発生してて怖かった、、誰かが誰かの座席を連続して蹴り上げてて"カンカンカンカン、、"って7分くらい鳴ってた😨

"Я начальник а ты дурак"
セルゲイ・ロズニツァ監督作品。

バルト三国の独立経緯については歴史の授業でさらっと習った程度だったので、当時のリトアニアにこんな指導者がいたことは知らなかった。ソ連からの経済封鎖や軍事力による脅しに屈さず、冷静に理性を持って"非暴力"で対峙する。ゴルバチョフのノーベル平和賞受賞とは一体何だったのかと見方が変わった。あの国の体質は今も昔も変わらない。

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