占領が進むごとに、そこにあった暮らしが滅びていく
焼けただれた街と大地が人間の皮膚のように見えた
果たしてこれは過去の爆撃なのだろうか
ひとりの人間が神のように称えられ、名もなき数万の人々が一瞬で…
正直前半は冗長に感じる時間もあり、これに冗長さを感じられる自分自身の人間性が俎上に載せられた感覚がある
私は知識も足りないし語れることはないけど、この映画は長く残ってたくさん見られて欲しい
歴史を…
キエフで起こった犠牲者数最大のホロコーストを、アーカイブ映像を繋ぎ合わせて再構成したドキュメンタリー映画。戦時中に実際に撮影された映像ですある分、一本一本のカットに抱く印象が重い。
やはり一番衝撃…
大量虐殺と更なるその歴史からの抹殺。
戦争映像というのはそもそも人間の醜悪さを想起させるわけであるが、これはそれに止まるものではない。
やはり正義というものがそこに存在しないことを何度も感じるわけで…
敬愛するロズニツァのこの作品は、作り物ではなくホロコーストに関する本物の記録。
アラン・レネの『夜と霧』を初めて見た時と似た(もしかするとそれ以上の)衝撃を受けた。
バビ・ヤールはウクライナにあ…
今ならリベラルな方向に行ってウクライナ除名などは避けるところを毎度東西双方の感覚で複雑性を孕ませて提示してくれる所が個人的に信頼できる。あとロズさんはもう少し抽象度の高い人間普遍(戦争時の集団心理の…
>>続きを読む冒頭の強烈な爆発音、黒煙を上げる建物の映像から、戦時の恐怖世界に否応なく連れていかれる。字幕も淡々と事実だけ示され、解説はない。驚くのは、これだけの克明な映像と音響の記録が膨大に残されていること。再…
>>続きを読む©️Atoms & Void