時間や空間がばらばらなのに呼応するような作りは、記憶や思考を美しく映像化している。とても詩的で、狂気的な恐ろしさもありながら同時に心地良くもある。
なんとなくの種明かしがわりと早く明かされるのが少し…
タイトルやフライヤーの画像から、すごく期待していた。監督がマチューアルマニャックだし。が、アレレ?途中でDVDとめて他のことしてた私が悪いのか?何だか分からなくなってしまった。
最初の方はプイッと家…
嘘はまだ
信じている証
だから
優しかった
降り頻る雨の中では
当たり前に全身は濡れる
痛いくらいに
戸惑えば
そこはかとなく
寄せる浮気
掴まろうにも
取っ掛かりがなくて
ずっと回るばかり
愛…
シーンが飛び飛びで心で会話してる場面もあったりして、終盤まで見ないとわからない、なかなか難解な映画でした。
長女がピアノで自分を表現していて、後半につれてだんだんと音が力強くなっていく感じになぜか…
とてつもなく複雑な心理状態を映像化した作品だった。
体感型映画の意味ではふと『ファーザー』が頭に浮かんだ。
なかなか状況が理解出来ないモヤモヤとの戦いの序盤、中盤…
ひとつずつピースが埋まって行く…
冒頭2カットの切り返しの美しさが証明する、確立された映画術と光の配慮。地肩の強さが大胆な企みも保障する。21世紀の新しい映画という感がある。
序盤の、娘を捕まえようと服を引っ張るも、そのまま脱げて…
- LES FILMS DU POISSON – GAUMONT – ARTE FRANCE CINEMA – LUPA FILM