徹底的にネタバレを防ぐ宣伝方法、本当に素敵。私も映画の正体が気になってまんまとclipした。エンドロール中、この90分間一体何を見ていたのか本当によく分からなくて、自分の頭がとても悪いのかと悲しい気持ちになったけど、この感想はあながち間違っていなさそうだった。自分の力で噛み砕きたい気もしながら解説サイトを読んだけど、観客に投げられたパスの領域が広いから、概要は掴めても細かい部分はやっぱり分からんな。ピアノの音色と感情の波に乗せて、過去と未来、空想と現実の境目を曖昧に揺れ動く。見ている私たちも一緒に、未来の記憶の海を泳ぐ。記憶の中の大切な手の感触は新たな物語として紡がれる。お互いの声は異なる現実にも響き、望む幸福な世界を見せてくれる。ただ、ミスリードに惑わされながらの映画の理解に努めすぎて、"涙が堰を切る"の域にはまったく達せなかった、、私みたいな人は数回観た方が多分良さそう。繊細な感情を美しく面白い切り口で描いた映画でした。
I'll love you forever, Cherry
Will you love me too
