ri

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室のriのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

ドラマは未視聴
映画公開前のスペシャルドラマ(隅田川編)は見た。

ドラマから続く話はわかっていないところもあったけど(音羽先生が官僚コースに異動だったことや、すずかさんのこと、喜多見チーフと高輪先生は再婚だってことなど)
それでも十分映画見れた。

緊張感あるシーンと感情揺さぶられるシーンの連続でもうずっとハラハラ、感情移入、呼吸を整え…
無事を願いながら、MERチームの行動にうなずきながら、細目で見ながら、泣きながらの鑑賞だった。

以下、ひとまず心に残ったところメモ

・千住さんら消防隊との協力プレー
滑走路でMERカーのタイヤに散乱物が挟まったとき
ビルの最上階に行くために非常階段を上るも炎が強い階で、消防隊の皆さんが防火シートや板で一時的に炎を食い止めMERの皆さんが進めるようにしたとき

・徳丸くんのスーパープレー
MERカーの運転、スプリンクラー作動させるための配電盤の復旧など技術面で力を発揮しているのよかった
(後から聞いた&回想シーンでもあったが、ドラマでもドローンを使って活躍した場面があったみたい)

・中学生
ビルの最上階で孤立状態になった人たちはパニック状態で、将棋倒しも起こる中で、治療にあたる夏梅先生や高輪先生らの様子をずっと見ていた中学生たちが、MERに「手伝います」と言って周りの人もそれを見て協力しだしたシーン

・「すずかいないと兄ちゃんなんもできないよ」

・潮見先生
最初は本当に、研修生という感じだったけれど、一番と言っていいほど感動した。

経験したことのない現場で、動揺する潮見先生。喜多見チーフの判断で潮見先生は地上で待機となった。
ビルに入ったMERの医師たちは、日菜先生らは炎が迫る中でオペをしていたけれども服用していた薬の影響で出血が止まらない傷病者。リミットが迫る中、どうするんだ…どんな決断をするのか…と思っていた所に飛び込んで来た潮見先生!
「ひな先生!!!持ってきました!!!」対応する薬を持って現れた潮見先生!涙と鳥肌とまらない。

・潮見先生の心情
たぶん、一番視聴者(私)の気持ちに近かったのではないかなと思う。
危険を伴う中でオペをすることに躊躇う気持ち、遭遇したことのない現場に戸惑う気持ち、できなかった自分が悔しいけれど本当にやっていけるのか、あの人のようになれるのかなとぼんやり考える気持ち、処置する怪我人が犯人だったと知った時の反応などなど…。
そんな普通な、素朴な気持ちを持ちつつも、最後はやっぱり勇気を持っていた!(心を決めて現場へと向かった!)そこがとても心に響いた。

・音羽先生
『踊る大捜査線』でいう室井さんだなあと思った。
やっぱり冷静、クールなイメージだけど、官僚の道へと進んでも、熱い気持ちを持っていてよかった。
鴨居先生の登場によって彼の過去を知ることができたし、人間らしさも見ることができた。
いつ行くのか?!いつ現場に駆けつけるのか?!MER、喜多見チーフのピンチに、もう音羽先生行くしかないのでは?!と何度も思ったが、政治の世界に進んでも、権力、圧力に屈さず、冷静な判断をしつつ、最後の最後、最終的にはMERのユニフォームを着て現場に駆けつけたシーンは本当に涙溢れた。

泣いた。結構泣いた。
誇りを持って、目的、目標に向かう、チームで向かう
そういうストーリー、ベタなのかもしれないけれど、あぁ、いいなと思ったし、心動かされたし、本当に泣いた。
ri

ri