市民の目は司法を超える!
『十二人の怒れる男』(1957)で市民の目への信頼を描いたシドニー・ルメット監督。
本作では再び12人の陪審員(つまり私達市民)への揺るぎない信頼を描きます。しかも本作で…
新聞の死亡欄を見ては遺族の元に行って営業をする日々の、中年アル中弁護士の再起。
脚本が分かりやすくていいし、ポール・ニューマンもいい。
でも、演出は割と退屈だった。
『セルピコ』『狼たちの午後』…
(とくに)法廷に入ってからのセリフが冴えまくってると思ったらシドニー・ルメットでした。
法廷以降の進め方、勝ち方は特にめずらしいものではないけど最終盤に来るまでずっと好機が訪れない緊張感や徐々に光明…
第55回アカデミー賞で、この映画「評決」は、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞にノミネートされていましたが、何一つ受賞出来ませんでした。
特に、過去5回も主演男優賞にノミネートされなが…
ヤサグレ弁護士が再起をかけ、裁判を通して医療事故の隠匿を暴いていく。
不貞腐れたまま人生も後半を過ぎ、清廉と言えない男のなけなしの正義。
シドニー・ルメットらしく、地味だが強固な話。
あの陪審員たち…
・時々、何を信じればいいのか分からなくなる。依頼者の望まぬ裁判は、一体誰のために。
・詰んだ状況でもギャルヴィンは足掻き続けた。その原動力は意地。開き直り。でも、そのさらに先にあった原動力はギャルヴ…
(C)2008 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.