マッサージ屋

凍河のマッサージ屋のレビュー・感想・評価

凍河(1976年製作の映画)
3.0
良心的過ぎて経営が傾いている精神病院に海外を渡り歩いた青年医師・竜野努(中村雅俊)が赴任してきた。
努は赴任早々にすでに完治している阿里葉子(五十嵐淳子)から「私を病院から追い出さないで」と懇願される。
葉子はかつて婚約者がいたものの、職場の男にレイプされ自殺未遂を起こし、それ以来この病院にいたのだ。
努は葉子に惹かれ始め・・・。

石原裕次郎の最後の映画出演作との事ですが、出演シーンはほとんど無い上にそこまで重要な役でもない(笑)
後にリアル夫婦になる中村雅俊と五十嵐淳子の共演というレアな映画作品という位置付けなんでしょうかね。

淡々と描かれているストーリーなんですけどなかなか重いエピソードの数々に引いてしまう。
太平洋戦争中の日本軍のとんでもない話も終盤には明かされますし。

さらに五十嵐淳子演じる葉子と院長の関係性も。

何よりインパクトあったのはまだ10代の原田美枝子のヌードですかね!
高校生役で努に迫る様が魔性過ぎる!

こんなにエピソード満載なのに上映時間が短いからか、軽く流してる感が…。
もっとじっくり描いてほしいストーリーでした。