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ケイコ 目を澄ませてのkamのレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
4.1
ボクシング映画だけど、あまりアドレナリンを感じない。でもそこが全く良い。

人との繋がり方をボクシングで知り、成長し、やはりボクシングを続けていくケイコ。

じわじわと見終わった後におもいだされ、余韻と反芻が半端ない。ラストシーン、ミット打ちの小気味良さ、会長とのシャドー、高架下の電車の明かり、会長の帽子、試合中のあの表情、ネイルを塗るシーン、、、

岸井ゆきのさんの演技がほんと良かった。声を出さない分、表情と動作でしっかり表現された感情。言葉で言われるよりグッとくる。

ケイコは会長を恩人であり、最愛の父であるような感情を抱いていたに違いなく、またその人が繋げてくれた縁を繋いでいくに違いない。
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