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ケイコ 目を澄ませてのmellyのネタバレレビュー・内容・結末

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

伏見さんが絶賛していたので見に行きました。なんだかよくわからないけれどすごく泣いてしまった。どこがよかったのかとか全然説明できないけれど、今年見た映画の中だと多分一番泣いた。説明が全くできないけれど、「くやしい」と思って泣いた。何も起こらないといえば何も起こっていないのに、感情的になって、泣いた。

たまたま行ける回が日本語字幕付き上映のみだったので、字幕付きで見ました。わたしは家でテレビを見るときは可能な限り字幕でみるのですが(耳が少しだけ弱い)、映画は普段字幕なしでみているし、家で配信で見るときも、多少聞こえづらくとも字幕なしで見ることが多くて、そこがわたしにとっての「映画」という感じが少ししている。そんなことをこの映画に重ねたいわけではなく、ただ、字幕で見る映画は字幕で見る映画になってしまうという感じがして、いろんなことを取りこぼしたかも、と思った。文字は強いから、文字があると情報がほとんど「文字」になっちゃって、そのほかのたくさんのことがかき消されちゃって、だからいつも映画をできるだけ字幕で見ないようにしていたのだなと思ったりした。でもケイコさんは映画を見るときには日本語字幕で見ることになるわけで、そは、でも、ケイコさんだったらそうであってももっとたくさんのことを受け取るのでしょうねということでもあるので、こんなことは書かなくてもまぁ、よかったか。

もう一回見たい。
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