16 mmフィルムの美しさを静かに味わえます
ゆきのさんの元気な声は聞かれず、
笑顔もない、劇伴もない
…とても渋い映画でした
もっというと、笑いはほぼなく、進行は平坦で、カメラは固定され、説明的なところもチラホラ。
それでも、終始美しさに溢れていました。見入ってしまいました。
昭和の映画の録音を飛躍的に良くしたような感じ。
皆さん抑えた演技でしたが、ストイックなボクシング映画ですから、うん、合っていました。
ゆきのさんのセリフは蚊の飛ぶ音のような小ささで「はい」のみ!
リング上での唸り声もありましたが。
長い友である孤独を影のように纏うケイコを、一見控えめな演技で炙り出すゆきのさん。
コミュニケーションの難しさと、
忍耐(複数の)についての映画なのかな、と感じました。
見せ場、が欲しかったかな?
楽しむためにはイマイチですが
味わうためには、ぜひ劇場で!!
中学生以上、大人以下
カップルにも好適
映画の芳醇さが好きな人は、ぜひ。
⭐️昭和の香り
フィルムで撮られていたちょっと前の
名作を、あれこれ観たくなるはず!
⭐️三浦友和さんの演技
とっても期待していましたが、
ハマっていました🌹
これも地味でしたが🤗印象に残ります
⭐️次に輝いていたのは
松浦慎一郎さん、良かったです。
⭐️メーテレ、同時期のライバル
そばかすの三浦さんがライバルですね!
「難しさ」を描く両作品とも秀作でした。
意外に笑えるそばかすに対して、
ストイックなケイコ。
好みはどちらですか?
⭐️メーテレ2作品に通底するのは
勇気を与えられる「コト」が似通ってて💚