若林がラジオで紹介してたから見てみた。
主人公が持っている反骨精神みたいなものが感じられて、好きだった。聴覚障害者だからって舐めてんじゃねーぞって感じ、最高。
新しいジムの人は気に食わないし、ぶつかって怒鳴ってるおっさんはどっかおかしいし、友達とは心から分かり合えてるわけではないし、大切な人との別れがくるし、親から理解が得られないし、職場の人から期待されてるのが少しプレッシャーで、だけどさ、だからってわけじゃないけど、わからないけど、それでも、ボクシングして、イライラやもやもやを全部吹き飛んじゃう感じがたまらない。勝ちとか負けとか、それも大切だけど、私が私でいられるための、そんな手段や居場所がただボクシングだっただけだ。っていう心情なんかなーって、、。なんか分からんけど悩みとか嬉しさとかそういうのをぐちゃってぬるって表現してる感じがリアルで、映画の中の世界観に自分がどんどん取り込まれている感覚があった。それだけで充分良い映画だと言えると思う。人生の学びを無理に得る必要なんてない、ただ、誰かの人生を映画を通して想像する、それこそが、人を尊重する態度の形成に繫るのではなかろうかああああ。私もボクシングしたいーーー！
