稲菜鰻

ケイコ 目を澄ませての稲菜鰻のレビュー・感想・評価

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
4.0
耳を澄ませての部分がかなり大事

勧められてようやく鑑賞

みなさんのレビューを拝見させていただきながら思ったことは

人によって評価が大きく分かれるお話なのだろうと

16mmのフィルムの部分を取り上げている方が多いようなのですが、どちらかというと音のこだわり方。
咀嚼音や環境音、話し声、未だかつてないくらいこだわってとっている。
マイクの拾い方がハンパない。

そして、1番なのは聾唖だからとか、
貧乏だからとか
ボクシングだからとかではなく

「戦うことの意味と向き合い方」がテーマではなかろうか?

ジムが閉まると聞いたの喪失感
1番信頼していた恩師の危機

今、戦いから降りたい
でも本当に降りていいの?
と自分に問いかけながら日々を送る

私もこの問いはここまで生きてきてずっと感じている
答えはないし、いつ降りていいかわからない
引退することの気持ちってどこで決定するの?

ホントにいいの?それで…。

そんな声が耳を澄ますと聞こえてくる
なんとも言えない気持ちになる映画でした。

うーん!
まだまだ負けられないなぁ。
走るか!!
稲菜鰻

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