このレビューはネタバレを含みます
ケイコがあまり感情を表さず、淡々と進む物語。
ジムが閉鎖になり、苦労して移籍先を探してくれる先輩たち。
ケイコは「遠いから通えない」と筆談して、先輩たちをブチ切れさせる。
先輩たちは親身になってるのにケイコが悪い、とは言え聴覚障害者が今までより遠い場所に通うのは色々大変なのではないかな、この時点でケイコが断った本当の理由は遠いことではないと思うけど。
最後の試合でわざと足を踏まれてカッとなって負けちゃったケイコ。
そのあと道端で挨拶をしてくれる相手選手を見て、あの足を踏んだのはわざとではなかったのかな、と思う。
移籍先が決まってなく、ボクシングを続けるかも分からない、それでも前に進まなくてはいけない。
あの最新式のジムに通うのだろうか。
三浦友和の病気は治るのだろうか。
何もわからないけどケイコには幸せになって欲しい。
余談ですがジムの本棚に「春に散る」の単行本を見つけて興奮してしまいました。