聴覚障害をもつプロボクサー、ケイコの日常を描く。弟にでさえ「感情があるんだ」って言われるほど、思いを外に出さない彼女。何故ボクシングを始めたのかさえも、視聴者にはわからないまま。
葛藤を抱えつつボクシングを続ける日々が続く…で終わるのかと思いきや、ある人物から声をかけられたことをきっかけに、ガラッと印象が変わるラストシーンが鮮やかでした。
思い悩む日々が続く中でも、ほんの些細なことで気持ちが上がったり、支えになったり、そんなことあるよなぁと救われた気持ちになりました。
言葉を発しなくても気持ちが伝わる、岸井ゆきのさんの演技素晴らしかったです。
鏡の前で会長とシャドーボクシングしてる時、ふと見せた柔らかい表情が好きでした。
