無音な世界で生きる無骨なボクサーの人間味であったり、人と人の関わりの中にできる"間"を感じとる映画。
ケイコに限らず、100分間ほとんど表情だけの演技なのにこれだけ伝えられる俳優陣すごい。
ミットを打つシーンは息を飲むほど美しかった。
会長がケイコに次の試合休むか聞くシーンで、言葉で会話し、またケイコにも言葉を使うよう促したところは、ケイコを特別な存在ではなく、一人の人間として真剣に向…
本当にすごい映画。
ケイコが発したたった一つの言葉は「はい」
演技をするにあたって、何を思いながらどう役に入っていったのか、そこの心情と葛藤がものすごく気になる作品だった。
フィルムが映し出す光、色…
今年観た映画の中で1番好きかも。
ケイコは耳が聴こえにくいから、古風なボクシング指導の声とか、道でぶつかった男性にかけられた理不尽な怒鳴り声とか、そういう暴力に気づかない。でも、怖くないわけでも、…
ボクシング/ジム閉鎖/聴覚障害
思ったよりも淡々とした雰囲気で
私には何を伝えたかったのかがよく理解できず、、話の展開も辻褄はよく分からずでした。。。
芸術性に富んでいる人には、良さがわかるよう…
面白かった。ラストの順光から逆光に変わり、そのまま街に消えていくカットが美しい。
周囲が優しくて包摂してくれる世の中、というのは理想的すぎてファンタジーに見えるが(これは同監督の『夜明けのすべて…
聴覚障害を持つ女プロボクサーの話
音にフォーカスした作品で静かなシーンでは服の擦れる音すら聴こえるほど
テレビの音量結構絞ってたのにそれでも音大きすぎて親に怒られた笑
だからこそ後半の会長の妻…
これは、言葉では説明しきれない。
目を澄ませて観てもらうしかない。
岸井ゆきのがすごく上手なところ。
最初のシーンの背筋でホレちゃう。
その後のコンビネーションも速い。
後半、ジムの閉鎖が決まっ…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS