このレビューはネタバレを含みます
映画を観る前に原案を先に読んでしまったからか、モデルとなった小笠原氏の試合をYouTubeで観てしまったからか、この映画への嫌悪感に襲われた。
生まれつき両耳が聞こえないのは実話だと思ったが、モ…
“聴覚障害者ケイコ”という主役への没入の強制が全く感じられなかった分、“ケイコという人間”の生活にあくまで“他者のままで”共鳴していけた喜びというのが凄かった。
ケイコが言ってたように、人間はあく…
自分の居場所がボクシングしかない女の話
冒頭から初期の北野映画かっていうぐらいセリフがない
いや北野映画でももっとセリフある
・練習メニューを書き込むページが12月24日のクリスマスイヴ
つまり…
このレビューはネタバレを含みます
無音な世界で生きる無骨なボクサーの人間味であったり、人と人の関わりの中にできる"間"を感じとる映画。
ケイコに限らず、100分間ほとんど表情だけの演技なのにこれだけ伝えられる俳優陣すごい。
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS