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今晩は愛して頂戴ナのkazu1961のレビュー・感想・評価

今晩は愛して頂戴ナ(1932年製作の映画)
3.8
▪️JPTitle :「今晩は愛して頂戴ナ」
ORTitle:「Love Me Tonight」
▪️First Release Year : 1932
▪️JP Release Date : ※※※
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-080 再鑑賞
🕰Running Time : 89分
▪️Director : ルーベン・マムーリアン
▪️Writer : サミュエル・ホッフェンスタイン
▪️MusicD : ナサニエル・フィンストン
▪️Cast : モーリス・シュバリエ、ジャネット・マクドナルド、チャーリー・ラグルズ、チャールズ・バターワース
▪️Review
“Love me tonight ”作中でも出てくる楽曲、そして素敵な台詞ですね。これが日本語になると『今晩は愛して頂戴ナ』になるのが時代とはいえ笑みが溢れますよね!!さらに当時の日本では『今晩愛して頂戴ナ』が邦題として公開される予定でしたが、風紀上の問題から間に“は”を入れたと言う逸話も残っているんですね(笑)。
本作、ストーリーとマッチした音楽が全編に流れる初めてのミュージカル(シネ・オペレッタ)として有名な作品です。シンデレラの現代版とも言えるシネ・オペレッタで、『喝采』に続きマムーリアン監督の洗練されたさりげない笑いと映画的な想像性、新鮮な感覚が十分に発揮された作品です。
そして主演のモーリス・シュバリエとジャネット・マクドナルドの歌声が楽しめる作品です。2人は役柄に感情移入すると同時に、洗練された魅力を感じさせながらコミカルな風刺を多く取り入れた演技で熱演しています。
そして肝心の音楽には惚れ惚れします。オープニングからツルハシ、いびき、掃除の音。。。街の雑踏が音楽になっていくのが凄いです。そして「Isn’t it romantic 」を歌うシーン。まだ2人が出会う前に主人公モーリスとパリのシュヴァリエと客がまず歌い出し、様々な人に次々と伝わり、最後にはひとりっきり王女の寝室に届いていく、最初に2人が接点を持つこのシーンのアイディアと音楽で2人が繋がるシーンは素敵です。

物語。。。
パリに住む貧乏だが陽気な仕立て屋のモーリスは、公爵の令嬢ジャネット姫に一目惚れしてしまいます。身分を隠してジャネットの住む城に入り込み、二人は恋仲になりますが。。。

パリテイストのアメリカ映画、ラストシーンや脚本はやはり良き時代のアメリカですよね!!さして映画で初めてと言われるミュージカル、一見の価値はありますよね!

▪️Overview (映画. comより)
「君とひととき」に次ぐモーリス・ジュバリエ、ジャネット・マグドナルドの共演映画で原作はレオポルト・マルシャン、ポール・アルモン合作の舞台劇。それを「君とひととき」のサミュエル・ホッフェンシュタイン、「少年世界」のウォルデマー・ヤング「青春来る(1931)」のジョージ・マリオン・ジュニアが協同で脚色し、「ジーキル博士とハイド氏(1932)」のルーベン・マムーリアンが監督し、「君とひととき」「私の殺した男」のビクター・ミルナーが撮影にあたった。助演者は「その夜」のチャールズ・ラグルズ、「大西洋横断」のマーナ・ローイ、「脱走兵」ノC・オーブリー・スミス、チャールズ・バターウォース等である。
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