RAMPO

ポスト・モーテム 遺体写真家トーマスのRAMPOのレビュー・感想・評価

3.6
怪異がとにかく斬新。
怪異の一つ一つって事ではなくて、起きているシチュエーションというんですかね。ここまで“あからさま”なのは、あまり例が無いんじゃないでしょうか。
なんせ昼日中からバンバン襲ってくるし誰彼見境がないし容赦もない。

何なんでしょうこれは。
全く姿が見えない訳じゃなく、(少なくとも視聴者の我々には)朧げな人型、黒く蠢く影として認識できる様描かれてる。劇中では“幽霊”言ってますが、一般的な幽霊のイメージとは全く異なる、まるで異次元からの怪物の侵略って感じです。
その目的や行動も、こういう事かなってのは分かるんですが、いまいち明確じゃなくてモヤっとします。

遺体写真家トーマス(劇中では殆ど“トマーシュ”ですがw)も、特殊能力で対抗って感じでもなく最後はマルチャ大活躍w。
で、オチは新たなゴーストハンター誕生?を感じさせて、それはそれで良いと思うけど、前述のとおりなんで、今後の活躍する姿が思い浮かばないんだよなぁ。

諸星大二郎先生の「妖怪ハンター」(稗田礼二郎シリーズ)的といえば、分かる人には分かりますかね(そういえば世界観も似てる様な…)。
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