君は放課後インソムニアのtatsuのネタバレレビュー・内容・結末

丸太と伊咲、インソムニア（不眠症）に苦しみながらも誰にも相談できない、相談することを諦めた２人。天文台で偶然出会ってどんな展開？と思いながら観賞しました。丸太は母親が家を出て行ったことがトラウマで、伊咲は心臓の病気で死の恐怖から不眠症に。想像よりも深い内容で心打たれました。最初は２人の居場所を守るための観望会や写真コンテストでしたが、その中で２人の絆が深まり惹かれあって行く姿が自然に描かれていて見入ってしまいました。観望会が中止に和った時の丸太が自分のせいだと言うのが母親のことが原因不明とあとで分かって納得しました。途中、何か伊咲が亡くなってしまいそうな流れで心配でしたがハッビーエンドでよかったです。この作品、１人も人を傷つける人がいないのが安心して観賞できる理由とも思いました。出演者全員が好意を持てる役回り・演技で本当によかったです。MEGUMIは渋い演技で感銘、萩原聖人は流石、後悔の中で前に踏み出せない父親役ぴったりの配役でした。
丸太と伊咲、お互いの思いを伝え合い、支え合い、“インソムニア”から解放される日も近いと思いました。
ラジオで自分の思いを伝えるシーン、一方通行だけどそうじゃない、２人の強い絆を感じました。