ツクヨミ

君は放課後インソムニアのツクヨミのレビュー・感想・評価

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)
1.3
不眠症という悩みを関係で埋めようとする青春ドラマ。
予告編にて影キャなNIGHT青春ストーリーな雰囲気を醸し出していた本作を見に行ってみた。
まずオープニング、主人公の不眠症高校生のモノローグから始まり夜明けの河川敷という美ショットでタイトルバックがけっこうきまってる。すると夜寝れないから昼間学校で寝不足がしんどいー寝ちゃうーなテイストでわりかし好きかもなーと感じちゃう。
そんな勢いで不眠症を抱えた2人の男女が負の側面から徐々に打ち解けあうのかと思ったが、わりかしこの2人そんなに影キャでもない。けっこうコミュ力は高いし森菜々演じるJKにはわりかし友達多くて明るいし、コミック原作特有なちょっと浮世離れしたキャラクター仕草もなんか違和感、普通な青春ストーリーに見えてきてあれーって消沈してしまう。
だが夜の町歩きや眠れない夜に2人でライブキャストするビジュアルはわりかし好みかもなーと感じたり、小出しに2人の不眠症の原因について触れるシークエンスがあったりと好きな面もあり。でもやっぱり全体的にオーソドックスで不眠症の辛さにあまりフォーカスしない作りが気に入らないというか、そこは城定秀夫監督とかが撮ってたら良い感じになりそうだなとか結局は個人的な好みで評価してしまった。原作には忠実かもだけど原作知らないんでこんな評価、申し訳ない。
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