怡然じらく

君は放課後インソムニアの怡然じらくのネタバレレビュー・内容・結末

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

自然体で等身大の主人公ふたりと、周りのキャラの濃さが絶妙。主人公たちは「普通」に振舞っていて特徴がさほど無いのに対して、友人たちはみんな個性があって、保健室の先生やパイセンもキャラ濃い。そこに、2人が心に蓋をしている感じが現れていていい。

ただ、2人とも星に興味がありそうではなかったし、天文部も2人だけの秘密基地として使うはずだったのに、なぜあんなに盛り上げようとしているのかが分からなかった。
居場所とするなら、もっと内々的に動かない?せっかくやるならもっと有意義なことをしようってこと?そんなに周りに開放的になれるんだったら悩む必要なくない?
あと誰にも言えない悩みにしては扱いが軽すぎる。本人も周りも、結構すぐしゃべる。
悩みって、そんなもんかー
不眠症をダシに使った青春映画。
後半はそこまで不眠要素が無かったので、傷を抱えていることをダシに使った淡い恋愛映画。
誰にも言えない悩みを抱えている人にとって、この爽やかさはけっこう凶器になるんじゃないかと思う。
不純だ。
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