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君を想い、バスに乗るのkazu1961のレビュー・感想・評価

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-448
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋“そうやったんや。。。”、高齢の老人男性のバスでの長い旅路、癌で余命数ヶ月、愛する妻の死、そして赤ん坊。。。作中に差し込まれる過去の人生のフラッシュバック映像が、一つのラストの旅の目的に収斂されたとき、大きな感動に包まれました!!号泣。。。こんな人生の集大成を最期にまとめられる生き方、色んな不幸な経験があったとしても、とても素敵な人生を過ごしたことになるんだなぁ!!と感動しました。

🖋高齢をおしてのバスを乗り継いでのランズエンドまでの総計1300kmの旅路、日本で言うと札幌から広島くらいでしょうか?。。。体調がすぐれない中で、様々な人と出逢い、そしてその経験が喜怒哀楽を持って描かれます。そしてその旅路に過去の人生のシーンがフラッシュバックで差し込まれることによって、もう感情がザワザワさせられます。

🖋本作、ギリーズ・マッキノン監督の最新作。最愛の妻を亡くした90歳のトム・ハーパーが50年暮らした家を離れ、壮大な旅に出る物語。脚本を手掛けたジョー・エインズワースが、彼の父と義父の「高齢者向けの無料バス乗車券を使ってどこに旅をするか」という会話から着想を得て、この物語が完成したそうです(公式サイトより)。実年齢より30歳近く年老いた主人公・トムを演じたティモシー・スポールは、同年イタリアで開催されたバーリ国際映画祭にて最優秀主演男優賞を受賞しました。

🖋道中で出逢うイングランドの雄大な景色も見どころですね!!心が揺さぶられる秀作でした!!

😭Story:(参考: 公式サイト)
最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(ティモシー・スポ―ル)はローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。目指すは愛する妻と出会い、二人の人生が始まった場所―。行く先々で様々な人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、妻と交わしたある“約束”を胸に時間・年齢・運命に抗い旅を続けるトムは、まさに勇敢なヒーローだ。愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていたトムが、旅を通して見つけたものとは・・・?

🔸Database🔸
・邦題 :『君を想い、バスに乗る』
・原題 :『The Last Bus』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2022/06/03
・上映時間 : 86分
・受賞 : ※※※
・監督 : ギリーズ・マッキノン
・脚本 : ジョー・エインズワース
・原作 : ※※※
・撮影 : ジョージ・キャメロン・ゲディーズ
・音楽 : ニック・ロイド・ウェバー
・出演 : ティモシー・スポール、フィリス・ローガン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
最愛の妻に先立たれた老人がイギリス縦断の旅に出る姿を描いたヒューマンドラマ。愛する妻メアリーを亡くしたばかりのトム・ハーパーは、かつてメアリーと出会った場所を訪れるため、ローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の旅に出ることを決める。50年暮らした家のあるスコットランド最北端の村ジョン・オ・グローツを離れ、イギリス最南端の岬ランズ・エンドを目指して、様々な人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、トムは妻と交わしたある約束を胸に旅を続ける。「ターナー、光に愛を求めて」「ハリー・ポッター」シリーズのティモシー・スポールが主演を務め、実年齢より30歳近く年老いた役を特殊メイクなしで演じた。亡き妻メアリー役に「ダウントン・アビー」シリーズのフィリス・ローガン。「ウイスキーと2人の花嫁」「グッバイ・モロッコ」のギリーズ・マッキノン監督がメガホンをとった。
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