年々こういう絶対良い映画じゃん...！って見る前から分かるヒューマン系統から足が遠のいてる節があるけど、観ると案の定良いし感動してしまう。こういう映画定番の、寡黙な堅物じいさんみたいなのを想像していたら全然違くてびっくり。穏和で、でも曲がったことは嫌いな素敵なおじいさんトム。幸せなシーンで笑顔を見せる彼の姿がとても良かった。演技が上手すぎる。こういうロードムービーは、この旅に出なければ絶対に出会うことのない人ととの些細な会話がすごく良い、出てくる人みんながみんな良い人ばかりじゃないけれど、心がとても温かくなる。奥様との回想を挟んでくれるのもすごく良いですね、この若い時代の2人がものすごく美男美女！こんなにも若い時代から2人で酸いも甘いも半分こして寄り添って来たんだね...って色々考えてしまって、心も体も辛い状態で歩みを進めるトムの姿が切なく尚印象的に映る。結婚したくなる優しい映画です。（テーマ的にフランス映画かと思って見始めたら冒頭から英語話してた。こういう雰囲気の作品にSNSが登場するの新鮮で現代らしいけど、ない方が個人的には好みかも。）
