015/2024
全体的に非常にシンプルでわかりやすい。
変に奇を衒わずド直球なつくりなので
その分主人公トムの心情がダイレクトに伝わってくる。
年とるとこういう何にも起きない映画が涙腺を襲う。
奥さんとの思い出を辿りながら旅路を戻っていくなんてなんていじらしいんだ トム。
観ていていつも思うのだがイギリス映画ってわりと
日本人の感性と近いものがあるよねー。
説明を極力省く作りというのはイギリス映画の方が好みだけど。
SNSで拡散して…という今時な作りは
恩恵よりも弊害の方が大きいと普段から思っている方なので個人的には少しマイナス。
最後の方で撮影している人を諌めるシーンがあるなどちゃんとフォローはされてるけどね。
マリアが目的地ランズエンドのことをエンドオブランズと言い間違えてそれに気づかないというシーンがあったけどあれどういう意味なんだろう?
それにしてもイケてない邦題。
「君」と「僕」がタイトルについてるだけで見る気80%減なんですけど。