にっぽん・ぱらだいすに投稿された感想・評価 - 4ページ目

60年ほど昔の日本のある種の女性達は敗戦のどん底で人権を守る余裕も生活の保証も無い環境で、生きていくために生き生きとしてあっけらかんと売春を生業としている。
今も昔も法律を作る側は現場の事情も把握せ…

思ったより傑作でビビる。正直ナメてました。ごめんなさい。
みっちゃんの「私、お腹空いちゃった」からの胴上げとか、人物の盛り上がりとは裏腹に泣ける。そしてやはり重要な台詞だったようで、ラストのボイスオ…

売春防止法制定によって変わらざるを得なくなった赤線と娼婦たち
娼婦から他の生き方へシフトできる人もいるけど、光子のようにその生き方しかできない人もいる
客からもらったたくさんのマッチ箱を見ながら外の…

売春防止法が施行されるまでのお話。
個人的に好きな長門が出てるので楽しめた。
香山美子とホキ徳田の対比がすごい。
どちらも魅力的ではあるが、
香山美子の役は悲しいな。
神とか、菩薩と呼ばれる香山美子…

戦後処理のヒューマニズムと赤線廃止の労働処理の中、幼馴染2人が1人は若旦那としていけしゃあしゃあとやってくのに対して1人は遊郭から出れずにその中で保存され死んでゆく...それにしても全員逞しく生き、…

川島雄三や今村昌平じみた重喜劇。
手練手管に見えて遊郭の中でしか戦後に順応できない香山美子と、ボヤきながら何だかんだ順応してしまう長門裕之の、恋愛関係に陥らない幼馴染同士の関係がシビアで哀しい。

…

売春宿に閉じこもって、客がくれたマッチ箱を集めて壁に飾り、それを見て外の世界に思いを馳せる香山美子は、売防法施行前夜、元旦那の隣で赤線の灯と共に殉じていく。仲間たちが米軍人用のトルコ風呂に勤め替えす…