にっぽん・ぱらだいすに投稿された感想・評価 - 7ページ目

『にっぽん・ぱらだいす』に投稿された感想・評価

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「文芸映画を撮らないことがわたしのちっぽけな誇りです」と言った映画作家の風俗映画の佳作 前田陽一「にっぽんぱらだいす」

堀出し、蔵出し映画です。
こんな映画を週一くらいで上映する映画館がかつてはど…

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赤線のお話し。
基本的に厳しい世界が描かれているが、そんな中にもクスッとするような、ほっこりするシーンも多々あって救われる。
皆さん華やかで美しい点も見どころ。

このレビューはネタバレを含みます

☆☆☆☆

売春防止法による赤線廃止を描いた作品としては、溝口健二の『赤線地帯』が広く名作として知られているが、前田陽一監督によるデビュー作のこの作品も、溝口作品と堂々と渡り合う程の秀作です。

戦…

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赤線映画。現象やスタイルを風刺まじりに描くことが先んじて、肝心の人間がそれぞれ役目として動いてるようにしか見えなかった。

「あたし、お腹すいちゃった」で胴上げしちゃうのが松竹喜劇なんだろうな、うん。

パワフルなホキちゃんが最高。籠の鳥の香山美子は勝呂さんに外の世界に連れ出され、ビリッケツの競歩みて大笑いするもつかの間、なるべく見ないフリをしていた虚無を実感する。香山美子と長門裕之が一夜を共にして…

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buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
ドライな感じが凄い良かった。
登場人物がみんな建前とか信条をあっさり覆しまくってることで時代のグルーヴ感出てるし、そのためこのような業種の存在感も揺るぎないものになってるというか
勝五郎

勝五郎の感想・評価

3.7

2015.08.04 新文芸坐
好きですねぇ…
昭和の赤線や薄幸でもたくましく時に朗らかに生きている女性達のなんて可愛いこと。

香山美子は水揚げから出戻りを含めたベテランぶりも鮮やかです。
個人的…

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tapes201

tapes201の感想・評価

4.3

主演の香山美子が少し垢抜けないけど、赤線ものでもっと評価されていい一作。状況を忌憚なく開けっぴろげに、しかしながら、真摯に描いていて、とても面白いです。香山美子は、個人的に「江戸川乱歩の陰獣」におけ…

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在日アメリカ軍の特殊慰安婦に従事する女性たちが、女郎屋の再起を目指すべく赤線商売に乗り出す。赤線地帯の群像劇を描いている、ヒューマン・ドラマ。

戦後混乱期から売春防止法成立までの流れを背景にして、…

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terter

terterの感想・評価

3.5

敗戦後から買春防止法施行までの赤線地帯の女性たちの軌跡。底抜けに明るく、世間体なんか唄って笑い飛ばす強さがこっちまで元気にしてくれる。
男たちのぱらだいすだけではなく女性の幸せのためのぱらだいす。

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