papanda

ハウのpapandaのレビュー・感想・評価

ハウ(2022年製作の映画)
3.5
飼主と離れ離れになった犬がたくさんの人にめぐり逢い、愛情に触れ苦難を乗り越え、めでたく飼主のところへ戻ってくる、という定番をちょっと崩したエンディングだけど、やっぱり犬と人との映画は好きだな。ハウのロードムービーとして、途中双葉町の帰宅困難地域や放射能いじめも出てくるが、福島第一原発の事故や避難者のこともどんどん忘れられていく現状なので、軽くふれているだけでも描いていてよかった。シャッター商店街も同じ。テレビの連ドラでそれぞれのエピソードをじっくり見てみたい。特に宮本信子さんのとか、中学生の女の子とか。エンドロールの中に「ハウの声」として人の名前があったが、あれは吹き替えだったのかと驚いた。
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