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われ弱ければ 矢嶋楫子伝のparaのレビュー・感想・評価

われ弱ければ 矢嶋楫子伝(2022年製作の映画)
3.9
山田火砂子監督舞台挨拶付き
三浦綾子原作

運命とは命を運に任せて運ぶこと
使命とは命を自らの意思で使うこと。
生きている限り、自立して命は使わなければ。

女性は人として扱われることがなく、身売りされる女子は馬1頭と同じ値段だったという男尊女卑の社会。
江戸末期から大正にかけて、女子教育と女性の地位向上に尽力した矢嶋楫子の物語。

この時代においてキリスト教倫理は衝撃だったことが伝わってきました。

映画以上に…舞台挨拶された先月90歳になられた山田監督のバイタリティとエネルギーに圧倒され、
(70歳から映画を撮り始めた)
自分も頑張らないとな、と背中を強く押された。
自分の命は自分で使わないとね。

得点は監督舞台挨拶の熱量込み。
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