この時期にこのタイミングでこの映画が公開されたことに、どことなく社会との整合性と歪みを感じつつ。
個人的には、終始「所在」を考えさせられるストーリーでした。多くは語るまいと飲み込みつつ。私のボルテージMAXは、映画の冒頭ピアノが流れるシーンで、後はただ淡々と朴訥と進んでいったように思います。
そういえば。ちょっとレビューとはズレるのですが、この映画を観ていてふと、乾緑郎さんの「完全なる首長竜の日」が脳裏を過ぎりました。多分今、私の考え方はちょっとだけ右斜め45度くらいを彷徨ってるのかもしれません。
表現に若干ホラー味ありつつ、玉木宏のあの感じがちょうど良かったです。