takeratta

この子は邪悪のtakerattaのネタバレレビュー・内容・結末

この子は邪悪(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

Rating : PG12指定


一度観掛けて、シーンが暗くて、ストーリーに集中出来ず、改めて始めから観ました。

どの子が邪悪なの?!って
じぃ〜と観てないと、分からない人には伝わらないんじゃないかな?


さて、ヒプノセラピー(俗に退行(逆行)催眠,催眠療法)は、西洋医学の精神科医からすると、代替医療か、カルト、オカルト、超自然だのと、眉唾物とするのが普通で、よくこれでストーリー作っちゃったなというのと、

これをヒプノセラピーそのもののどれでもない、殺人までしてしまうのは、有り得なくない?!と思うので、そこが、集中出来なかった理由かなぁ。

玉木さんは、のだめとか、イケメンで爽やかなイメージしかなかったけど、シリアスサイコ系も、逆にハマってて、そこは実にいいキャスティングと、

また、桜木梨奈さんという、女性俳優さんは、
本当に美しいね!
個人的なファンという色眼鏡を外して、ストーリーを観ても、もっと評価されていい子 お方だよなぁと、常々思う今日このごろ。

演じる事をするために天は二物を与えずと、
いい役所を演じていらっしゃられます。
物静かなんだけど、存在感ある優しさなの。

唯一の、安心感をストーリー内に保とうとする役割。
この術師との、対比が、いい引き立てをしていて、そこはね、こりゃ凄いな!と感動しましたよ。
うん。可愛いし。

母親役の繭子役として、登場ですが、
ショートボブも、ミディアムロングも、映える方のね!

改めて色々な側面をしり、ワクワクしました。

演者さまの演技も、後半から畳み掛けるような、ストーリー展開に、ふむふむと楽しめました。


「ねぇ、何かしたでしょ?!洗脳なの?催眠術なの?」

ってその問いに、答えは多分ないんだろうね。

催眠療法教室自体が、一つの実験場で、
外界から隔絶した、それを日常の家庭とすることに、
少し、引きこもりの人や、心を病む人々や、患者さまへの
トラウマインフォームドケアでは、全くないので、

洗脳、マインドコントロールに近い、それを
殺人に使うとか、有り得んのよね。
(本来的にはですよ。すみません)


占いとか、先ず神頼みすらしない
自分からすると、興味すら
最初は、湧かなかったのと

その分野でご商売されてる方も
世の中居られるので、

潜入取材とか学生時代、物書きで書いて
売文屋稼業したけれど、ヤバみしかなかったのね。


もう1980年代のバブル期の、自分らの先輩世代が、
AERAになる前の、朝日ジャーナル(俗に朝ジャ。故 筑紫哲也さん編集長してたね)で特集組まれたり。
新入社員に富士登山を駆け足でさせたりと、
登山家が怒ってたのとか思い出したり。

怪しげなセミナー商法ってこの頃から生まれたんだね、残念な現実社会は。


ライフダイナミクス系とか、割りによく聞くし勧誘も、キャンパス内で、ちらちらしてたかな?!

開かれた門の大学なので
もっとヤバいとか、完全部外者も、居たんだろうなぁ。

本当に知人で、ハマっちゃってて、変に自信つけちゃって、
物産から内定取った男も居た。

D通に行った方は、女遊び激し過ぎて、

その女性、
残念なことに、別の男に部屋で
情事の後、殺害された実際の事件になり、
部屋から、件のかの方の指紋も出たため
署に呼び出され、俺内定、詰んだわと、泣いてたとか。

ま、コネで入社にしたとしても、学生時代までに300カ国海外行ってた(親がパイロット)ので
コネクションを持つ人は、入社したようだけど。

どちらも、その後は知らない。汗


ある意味カルトなんだろうけど、
退行催眠が、0歳より遡ると〜

以降の
母の胎内に戻って

のくだりは、完全に虚構。
嘘を映画にしちゃダメかな。

私個人的な、医療の裏方の人の眼から観ると。
演者さまには罪は無いので。すんません。


諸説ある

としないから、

グランプリ穫れない作品で終わったのかな?と、少し残念に感じた。

何が、正常かアブノーマルか?
ボーダーは曖昧でも
私たちの国は、法治国家の刑法の定めで、
殺人だめだよね。

そこも、家族のためならなんだってやる!って
軍人か?!と突っ込みそうなのを、

戦禍にある国々の人々を思えば、そのツッコミも言いようがなく。


催眠術の掛け方の一例として

うさぎの両耳を、残酷だけど、一気に両耳鷲掴みにして、いきなり耳掴んで頭を長い耳ごと、
後ろにグィってすると

普段無い、三半規管の動きで、
うさぎさん、一種の催眠状態になっちゃうのね。
伸びちゃうとでも言ったらいいのかな?!

(可哀想だから、実際には絶対にしないでね。
優しく抱っこしてあげてね!ストレスに弱いから)

人も、
例えば大勢のステージに、いきなり、あなた!!と指されて、ステージ上に、段取り無く上げられて、スポットライト浴びて、
暗示を掛けられると、

効く人には効く。
効かない人には全く効かない。


睡眠薬ではないので、
シチュエーションだけで
魔法のように、掛かったら、そりゃ変だ。
そこは、醒めてしまうところかな?

掛かると、
確かにヤラセではなく、多少ストーリーのようになる事もある(かもしれない)

(例えば、
これらは、催眠でなくて、筋肉の反作用なので、似非化学だろうけれど、

重いバケツを両手につかまされ、両腕を水平まで上げて!とされて重くて、腕がプルプルする位まで、持たせて

はい!
では、バケツを置いて両手を身体に、気を付けの姿勢にして手を上げないで下さいって

ここまでをすごくコンパクトに、指示されると

持ち上げようとしてた筋肉が、腕に感覚残ってて、
手が開いて身体から離れて、まだ、上げようとすることはある。)


無知な人に、これが、催眠です!ってイカサマはたまに昔は見た、どこぞのテレビかな。

今は放送法やBPOもあるし、
心理学的なサブリミナル映像などは、禁止されてるので、
有り得ない、都市伝説化してる感はある。

ちびっ子の頃、そういうのハマる時期って、
いっときはあったりで、
そのまま、実際の物理化学の勉強を疎かに大人になると、
まぁまぁ、そういうのを、信じちゃう人もいる。


私は、メンタル弱弱だから、こういう世界に眉唾が潜むのは、案外気付くのが早いので、
催眠術掛からない。笑

はなから
こいつインチキだ!と
内心小馬鹿にしてるから、
尚のこと、掛からない。笑

焦れば焦るほど、催眠術師側が、必死に緊張したところで
はい!って私の方から、逆催眠かけられそうよ。
(倫理的にしないけどw)

そんな幼心を思い出しましたね。


うさぎ好きとしては、かなり多頭飼いは良いけど、ずっとゲージの中は、可哀想。
そんな感覚。


催眠や自己暗示を掛けるときに、
思い込みを激しくして、

必ず第一志望に合格する、
桜の花咲く春に、花びら舞い散る、
安田講堂や、大隈講堂への、道を
ゆーったりと、堂々と、落ち着いて歩く。

そんなのは、受験生によっては
実践してる方も居るかなと思う。

自分が塾頭の塾ではやらないかな?!

自信無さげな人には、そんなのもあったねー
スキーする人の夏場の、冬に備えた
イメージトレーニングで、
ひたすら競技のテクの優れた選手のDVDを
何回も再生して研究して

イメトレから、身体に叩き込むのは
自分はあんまり頭も運動神経も良くなかったので
歩けてたころ、スキー同好会の頃は

先輩たちに、iPhone無い時代だったので
三脚雪山に建てて、自分の滑りを撮影してもらい
見比べる。
雪山版、アチーブメントテスト的な。笑

このストーリーに出てくる術師、
鈴(りん)を鳴らして、聴覚と語りかけの
パブロフの犬に見られるような、
条件反射や、
振り子玉を左右に目の前で揺らして

耳鼻科の平衡機能検査で
白黒の縦縞を暗い部屋で半円スクリーンで見せられ、人為的にめまいを起こさせ、

幾種類かの、どのめまいが?
脳外科的か、心因性か、内耳三半規管か?その他か?の判断に使われたり

耳に緩いお湯入れ、めまい起こしたり
めまいの目玉の触れる方向が、斜めなのか?
違うのか?

魚眼レンズのような機械を眼鏡のようにつけて
めまい検査することがあるけれど

平衡機能検査技師の国家資格必要だから。
女の子を胸ぐら鷲掴みに、驚かせて緊張状態に
一気に持っていき、眼の前で、指で∞ 八の字描くわけだけど

暗示掛けられてでも、世の中で生きてゆかれない、マイノリティを都合よく餌食にして、
自己満足のための、残忍な殺人や

このストーリーでのみ言われる、
人の魂の入れ替えを

刺された時に、術師は、自分に退行催眠をかけたんだろうね。

刺された、片脚を事故で患った父親は、
姿が現れなくなり、

赤ちゃんが、朗らかな陽の光のもと、
指が、∞ を描いてる。
あの術師は、赤ん坊に産まれたてに、
入れ替わって、仰天の青い空。

暗転。

字幕 「あの子は邪悪」

ほぅ。とね。無限に続くような、続けらダメと
術師を刺した子も、少年法で裁かれる。

なので、現実なら虞犯少女のその後を
終わりでなく、人生の更生とか描かないと
無責任かな?

治ってやり直した人生なんでしょ?!
という辺りは、

もやもやしたままでした。

人を置き換え、置き換えするので
置き換わる前の方と、ストーリーの家族と
出てくる人物が多いので

原作を読んでみようかな?とは思いました。

医学的には、患者さまを

植物状態とは、
絶対言ったら、対患者さまや、心配するお見舞いのご家族さまに、無礼で人権侵害になるので、
俗に言われる、植物状態、植物人間呼ばわりは、しちゃダメなのが、外向き。

ネットのマニュアルなど、脳神経外科などの
では、植物状態までかな?
植物人間は、アウトかも。汗
使うには、内輪で使うことは多少ある。
私は使わないけど。

まんま、番宣にばっちり書かれてるのは、
観るのを避けてた、
私の職柄的な気質のせいですね!

正しくは、意識障害や昏睡状態
って言います。

カルテなら遷延性植物状態と書くドクターは、居るかな?
大体ドイツ語手書きの時代ではないので、
日本語、良いようで悪い時あるね。大汗

MRIの幾つかの検査や脳波測ると意識はあったりするのね。
秘められた意識は、covert consciousness。

脳外科医たちは、ここに興味津々に
学問とオペを学ぶ人は多めかな?!

医学ドラマではないようだから、これはこれで医学監修とかしなかったのかなぁ?!と思いました。

こわい映画は苦手なので、ここまでで。
済みません。

-------
2022-09月作品

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017準グランプリ作品の映画化

第42回ポルト国際映画祭 ファンタジー部門 - 審査員 スペシャルメンション

監督・脚本:片岡翔

音楽:渡邊琢磨
主題歌:ゲスの極み乙女「悪夢のおまけ」(TACO RECORDS / WARNER MUSIC JAPAN)

製作:中西一雄、小西啓介、久保田修、吉田尚子
プロデューサー:遠山大輔、村山えりか、橋立聖史
スーパーバイジング・プロデューサー:久保田修

撮影:花村也寸志
照明:永田英則
美術:野々垣聡
録音:吉方淳二
装飾:中山まこと
編集:山本彩加
整音:山口満大
音響効果:勝亦さくら
VFX:佐野和信

衣装:篠塚奈美
ヘアメイク:知野香那子

助監督:安川徳寛
ライン・プロデューサー:三好保洋

制作担当:角田隆
宣伝プロデューサー:上阪優
配給:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント、Lamp.
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
製作:「この子は邪悪」製作委員会
(カルチュア・エンタテインメント、ハピネットファントム・スタジオ、C&Iエンタテインメント、TCエンタテインメント)
takeratta

takeratta