あおちゃ

この子は邪悪のあおちゃのネタバレレビュー・内容・結末

この子は邪悪(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

■視聴のキッカケ
職場の同僚からのおススメ。
タイトルが気になりそのまま前知識無しで視聴開始。

■評価/感想
・ストーリー : 08/10点[■■■■■■■■□□]
現実的かはさておき、世界のどこかにこんな家族が居そうな気がしてくる。今作は別にドキュメンタリー作品ではないが、現代社会における闇の要素を織り交ぜたサスペンス映画だと感じた。

・構成 : 08/10点[■■■■■■■■□□]
映画でありフィクションなので少々無理やりな展開も感じたが、映像や今作で要所に散りばめられている問題が現実と結びつく部分もあり、そのため視聴終了後もしばらく考えさせられる構成だった。

・演出 : 07/10点[■■■■■■■□□□]
気味が悪い寄りのサスペンス映画なので、ゾッとするシーンがそれなりにあり、ジャンプスケアとまでは行かないが無音になってからのタイミングで少々ビックリする。しかし今作はそれよりも物語が進むにつれて今までの伏線が回収された時の方が驚きや気味の悪さが尾を引きゾッとする。ガチホラーをイメージされて視聴すると物足りなく感じるかもです。

・映像 : 08/10点[■■■■■■■■□□]
リアルな映像美で空気感も感じた。演出で少しVFXが使用されているが、空気感を損なうものではなかった。光の明暗をハッキリさせており、シーン別にどう見せたいのかもハッキリしているので所謂「騙された」とはなりにくく思った。

・音楽 : 07/10点[■■■■■■■□□□]
作中流れるオルゴールがあるのだが、それがまぁ不気味。
主題歌は「ゲスの極み乙女。」が担当。作品を視聴した後ならさらに作中の内容ともマッチしておススメ。

・エンタメ性 : 08/10点[■■■■■■■■□□]
当時かなり話題だった作品のようで、その通り楽しめる映画でした。
ただ視聴者側が今作にどんな事を求めているかによって受け付け方が異なると思うので、なるべく純粋にそのまま前知識なしで視聴したほうが楽しめると思う。

・印象 : 09/10点[■■■■■■■■■□]
家族愛と現代社会の問題が交差する作品かなと。人間って不器用だし一人では生きていけないからこそ様々な個人の思惑、主義思想などが変な方向に行くとこんな感じになるのかなと感じました。映画なんですけどどこかそういう人たちが今日も悩んだり苦しんだ先にそういった選択を取る人が居てもおかしくはなさそうという。人間合理性だけでは生きていないですからね。

・独創性 : 07/10点[■■■■■■■□□□]
空気感は悪くなかったと思います。同じような展開・狙いを考えた作品はほかにもありそうですが、今作は独特な世界観かつリアルさも兼ね備えています。その時点で他作品とは少し違う印象の付き方があり独創性という点では一定の評価があるのかなと思います。

・関心度 : 07/10点[■■■■■■■□□□]
最後まで視聴しました。
サスペンス映画なのでずっと飽きることなく視聴し続けられましたね。
しかし人によっては映像ではなく心理的に苦手な描写があるように思えましたので視聴の際はご注意を。
あおちゃ

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