酉革多郎

N号棟の酉革多郎のレビュー・感想・評価

N号棟(2021年製作の映画)
2.9
異常な主人公が異常な行動を繰り返したせいで、異常な住民と異常現象に巻き込まれて異常事態に陥る映画。

「考察型体験ホラー」というキャッチコピーだが、考察ってのは自発的にする物であって、考察しろって向こうから来るのは違うだろというのが第一印象。

主人公がガチでイカれてるのが本当に目につき、なんならそれでいてパワー系という役満。
住民の皆さんもなかなか不気味だが、薄口で正直キャラクターとしては主人公に喰われかけ。劇中での一連の行動を見れば主人公の方がよっぽど怖い。
もはやイカれた奴がこの世で一番怖いという暗示なのかと疑うレベル。

舞台装置も小物も住民の皆さんもキモかったり、不気味だったりホラーとしては良いのに、謎の味付けによってしっちゃかめっちゃかな印象でした。
酉革多郎

酉革多郎