なかなか良かったです。
低評価が乱立してますが、そこまで酷くないと思います。低評価の理由は凄く分かりますが、、、
まず良い点から、
閉鎖的な団地内で出来上がっているコミュニティに翻弄され、死生観を問われる設定が好みでした。
そして薄気味悪い映像と迫真の演技は素晴らしいと感じました。ホラー演出もかなり頑張っていました。
悪い点はいっぱいあります。
まず考察型ホラーというキャッチコピーが気に入られない。「お客様は神様」と客側が言っているような違和感があります。
そして団地という舞台を活かしきれていない事です。寧ろ団地である必要性がありません。団地であるが故のホラー演出を観たかったです。死生観ももっと掘り下げてほしかったです。
極め付けはアリ・アスター監督作『ミッドサマー』をかなり意識して作ったのでしょう。それは良いとして、ビジュアル的な部分だけを真似た結果、全く物語や舞台と合っていません。ある程度のパクリは面白ければ許容出来ると思うんですが、これは、、
これらを踏まえても、最近のホラーの中では楽しめました。もっと酷い映画はあります。