結論から言うと、点数の通りで僕は超面白かった。
予告編でなんとなく興味が湧いた人は、見て損はないと思う。
クール、なんて褒め言葉があるが、本作はまさにぴったりくる。
不穏な空気を纏った不気味なストーリー、エクストリームな描写、そしていい意味で下世話なエロ、スタイリッシュな編集&音楽などで、無類に面白いのだが、観客をどこか突き放したような印象を受ける（だからクールだと感じるのかもしれない）。
「でも単なるスラッシャー映画でしょ？」なんてタカをくくっている人もこの映画全体の空気感や、ツイスト、そしてある設定（個人的にこの設定は、R指定に振り切ったシャマラン、といったバランスを感じた）には、意外性を感じるはず。
ちなみにジャンプスケアとポルノ的なラブシーンがあるので、誰かと行くならカップルというよりかも友人同士がおすすめ。
見終わったあと、楽しかったねー、怖かったねー、あそこビビったねー、と素直に語り合うもよし、なんならたまにはちょっと下世話な話をしてみるのもアリかもしれない。
あと、劇場が明るくなるまで席を立たないように！とだけ言っておきたい。
近年のMARVEL映画なんかよりもよっぽど嬉しいものが見れるし、ビッグバジェットというわけでもないので、エンドクレジットもそんなに長くないので。
※以下、若干のネタバレ※
もちろん本作は紛れもないエンターテイメントなのだが、先述したある設定に僕はちょっとした物悲しさを感じた。
そのあたりもシャマランっぽさ（特にここ数年の作品）を感じた。
「ヴィジット」とか「オールド」とか…。
