このレビューはネタバレを含みます
またも70年代!!
軽薄そうな若い男女グループ!向かうは田舎のコテージ!ガソリンスタンド!目撃する交通事故!セックス!汚い湖!家畜小屋!
はい。王道のフルコンボです。これで人が死なないわけないのよ。
ホラー映画の定番をわざとなぞらえ、劇中の映画撮影とあわせて『これは映画ですよ!!』と言わんばかりの主張です。特にスタンダードサイズにみせかけたニクい演出ね!あれには膝を打ちましたよ。
しかし、次第にホラー映画のお約束を逸脱し、話がどんどん意外な方向へ転がっていきます。
例えば、いわゆるファイナルガールの不在。
結局、処女役がいません。誰が殺されてもおかしくない状況になり緊迫感が‥!
今回お気に入りはワニちゃんですね。
初登場のシーンめちゃくちゃヒヤヒヤしました。
さて、そして語るべきはサプライズの予告編『パール』。
パールの若い頃の物語だそうです。
サウンド・オブ・ミュージックのような牧歌的な雰囲気はが逆に不気味さを煽ります。
演じるは、ミア・ゴス。
あとから知ったんだけどミア・ゴスって今回マキシーンと殺人鬼老婆パールの二役やってたんですね。驚きでした。
だから、パールとマキシーンの対比の構図が映えたわけですよ。
最後に‥。
パンフレットのデザインが秀逸で古いマガジンっぽくなっているのと表紙がエックスの切れ込みが入っていてめちゃくちゃおしゃれ!