このレビューはネタバレを含みます
『X』おもしろかった。
A24さんが
「昔ながらのスラッシャーホラーを作ったので、ぜひ壮年期のセックスについて考えてみましょう！」
っていうめちゃくちゃなこと言ってくる映画。
とはいえジジババの性事情って若者のそれより秘匿されがちだし、例のシーンに無条件に嫌悪感を抱いちゃうってことは、身につまされるべきなんだろうな。
若者の性へのスタンスと老人の性へのスタンスの対比のドラマとしてかなり丁寧な印象。
前後半で嫌悪感を操作するという意味ではドントブリーズっぽくもあって、代わり映えしない絵面ながらテンポよく飽きずに楽しめた。
ただ、いかんせんシュールすぎて笑いのほうが勝っちゃった感じはある。
狙ってるのもそうじゃないのも、だいたいツッコミ待ち。
NTRやん！？
NTRで泣くなよ！？
そのパンツどこで売ってるの！？
なんでその格好で歩き回る！？
しかも釘を踏む！？
ち○このシルエットでか！？
そこでやるんかい！？
下におるんかい！？
それでビックリして死ぬんかい！？
みたいな。
別に悪い意味じゃなく、そういう楽しみ方ができる映画だった。
これシリーズ化しようとしてるの笑ってしまう。
何を見せられているのかめちゃくちゃ分かるのに「何を見せられているんだ……」って気持ちになってくる映画だった。
\ﾋﾞｯﾁ/
👵🖐 🌊🥹🐊
