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日曜日はいつも雨のJimmyのレビュー・感想・評価

日曜日はいつも雨(1947年製作の映画)
3.0
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脱獄囚が昔の恋人女性の家に逃げ込んで、女性がそれを匿うあたりがハラハラしたり、終盤で逃走した脱獄囚と警察とのチェイス盛り上がったりするサスペンス映画。

1947年のイギリス映画。ロバート・ハーメル監督作品。

原題は『It Always Rains on Sunday』なのだが、雨が降ったりする場面や雨が降っていない場面が頻繁に切り替わるので、「タイトルに日曜日を入れた意味」は良く分からない。ただ、脱獄囚を匿う女性の夫のセリフとして、この原題が語られるシーンはある。


トミー・スワンという囚人(ジョン・マッカラム)が脱獄したというニュースが人々に伝えられる中、5人家族の母親であるローズ(グーギー・ウィザース)は過去の出来事を回想する。それは、若き頃にウェイトレスとして働いていた時に恋仲であったトミー・スワンの思い出だった。若き二人は結婚の約束をしたが、トミーが出店荒らしで逮捕されてしまった…というもの。

女性ローズは、その後、15歳年上の男と結婚して2女1男を産んで家族で暮らしていた。
脱獄囚トミー・スワンは、ローズの家の倉庫に隠れていたのだった。

そして、ローズは彼を匿うのだが、家族が全員出かけてから2階の一室をトミーに使わせる……というナカナカ大胆な匿い方…(笑)

普通は人が立ち入らないような場所に隠すのだろうが、その2階の部屋は何と「夫の部屋」。
しかも、夫のベッドで彼を寝かせる大胆さ😄笑

中盤、子供達のエピソードや、まったく関係ない街のワルたちが文無しで困るエピソードなど、枝葉のエピソードが多いので緊張感に欠けるのが惜しい。

終盤の脱獄囚と警官が貨物列車の間をすり抜けしながらのチェイス・シーンは見どころか…

でもやはり、張りつめた様な緊張感の欠如は、致命的では…(^^;
Jimmy

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