KyoSiro

太陽への脱出のKyoSiroのレビュー・感想・評価

太陽への脱出(1963年製作の映画)
2.8
タイ映画を探していて、この映画に行き当たりました。
60年代のバンコクが舞台で、主人公の裕次郎は、敵対する軍組織に日本製のライフル売る武器商人
裕次郎にしては、珍しくヤクザな役です

出だしから興味をそそられ、前半は面白かったけど
後半以降、特に大どんでん返しがなかったのが残念でした
それでも中平監督が作った「アラブの嵐」なんかと比べれば、かなりよく出来た作品だと思います

残念なのは、インターナショナルな映画なのに、フルキャスト日本人だったことです
70年代くらいの公開であれば、タイ人の役者も交え、もっとリアルな作品に出来たと思います
結局はスター裕次郎のための映画でした、そういう時代の作品です
題材もロケ地も良かったし、新しいジャンルを作れそうな作品だったので、オシイ作品だったと思います
ちなみに、60年代のバンコクは、バイクが全然走ってないし、道もガラガラでした
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